2015/05/16

人間交差点

北九州、小倉のライブハウスで出会ったバンド「KLAXION」

聴くのも見るのも初めてで、知りもしなかったバンド。

観ているうちに自然と身体が身震いしだし

ラストの曲の頃には暴れていた。

演奏後、ボーカルのブラウンという男に声をかけた。

その男は愛想がよいわけでもなかったが、けして無愛想でもなく

どちらかというと人見知りな感じだった。

それが余計に魅力的でもあった。

その後、DJタイムを楽しんでる時、切らした酒を買いにカウンターに向かうと

彼が一人で酒を飲んでいた。

酒をオーダーし、出来上がるまでの間、彼と言葉を交わした。

彼は自分から名を名乗るわけでもなく、ただ酔っ払いのオレの話に

受け答えする程度だったが、最後にはお互い名前を告げて握手をかわし

オレはその場を離れた。

彼が帰り際に俺の所にやってきて彼等のCDをプレゼントしてくれた。

後日、そのCDを聴きながら歌詞を読んだ。

世の中への不満の中に愛があり、ポジティブでもある文学的な歌詞

コテコテのハードコアパンクな身なりでもなく、荒くれな印象もない

そんな彼が普段どんな音楽を聴いているのか?

どんな本を読んでいるのか?

どんな映画を観ているのか?

なにを考えているのか?

そんなことに興味を持った。

どこかでまた出会うことがあるのか

もう二度と出会うことはないのかもしれないが

もし再会する時がきたら、また声をかけてみよう。

「100冊の本を読むより、1人の人間と話をしろ」

その言葉の意味を感じた。



鬼畜外道が舵をとる、世の中ろくなもんじゃねぇ

それでも朝日は昇る、世の中捨てたもんじゃねぇ


そう歌える彼の心に愛を感じる。